トレーリングストップは市場価格が有利な方向に動いた際に自動的にストップレベルを移動する注文です。
トレーリングストップの仕組み
トレーリングストップは市場価格が有利な方向に動いた際に、自動的にストップ水準を同じ幅だけ切り上げ(買いポジションの場合)または切り下げ(売りポジションの場合)する注文です。USD/JPYを145.00円で1万通貨買い、トレーリング幅を100ピップ(1円)に設定すると、初期ストップは144.00円に置かれます。相場が146.00円まで上昇するとストップは自動的に145.00円へ移動し、損失リスクをゼロに抑えつつ上昇トレンドに乗り続けられます。
有利な方向にしか動かない性質
トレーリングストップは一方向にしか動きません。価格が145.50円まで押し戻されてもストップ水準は145.00円に固定されたままです。ボラティリティが高い経済指標発表時(非農業部門雇用者数など)には、細かな値動きで早期にストップ掛かりとなり、その後に本格的なトレンドを取り逃す「ホイップソー(逆舗い)」リスクもあります。通常のストップロスや利屠確定(テイクプロフィット)と組み合わせ、トレーリング幅はATRの1.5倍から2倍に設定すると実戦的です。
日本のFX口座での設定
FSA登録の国内ブローカーの多くはトレーリングストップを無料で提供しており、1,000通貨マイクロロットから利用可能です。10万円口座でUSD/JPYを1ロット(1万通貨)保有する場合、100ピップトレーリングは約1万円の値幅に相当します。ポジションサイズ計算ツールでロットサイズを計算し、FSA規制の1:25レバレッジ上限内でリスクを管理しましょう。最適な取引時間でボラティリティが高まる時間帯も確認しておくと安心です。
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