相場は5波の推進波と3波の修正波から成る反復パターンを持つという理論。フィボナッチ比率と組み合わせて使われることが多い。
エリオット波動理論とは
エリオット波動理論はラルフ・ネルソン・エリオットが1930年代に提唱した相場分析理論で、「相場は5波の推進波と3波の修正波からなる反復パターン」を基本とします。推進波(1-2-3-4-5)と修正波(A-B-C)の合計8波で一つのサイクルが完成し、このサイクルがフラクタル構造で大小様々な時間軸で繰り返されるというのが核心です。各波の長さはフィボナッチリトレースメント(38.2%、50%、61.8%)と密接に関連しているとされ、両者を組み合わせて使うのが定番のアプローチです。
5波動構造とUSD/JPY実例
推進波の中で最も長くなるのは通常3波で、「第3波は最も短い波になってはならない」というエリオットの絶対ルールがあります。例えばUSD/JPYが145.00から148.00に上昇(1波)、146.50まで調整(2波)、151.00まで急騰(3波、最大)、149.50まで調整(4波)、152.00まで最終上昇(5波)という構造が典型例です。第3波の145.00→151.00の600pipsは1万通貨ロングで+60,000円の大物狙いとなります。
実務での限界と日本市場での使い方
エリオット波動は「解釈の主観性が高い」のが最大の欠点で、同じチャートを見てもトレーダーによって波のカウントが異なるケースがよくあります。実戦では(1)第1波・第2波の確定を待つ、(2)第3波の中盤で順張りエントリー、(3)第5波の終わりでの反転を狙う、という3つの使い方が現実的です。フィボナッチリトレースメントとダウ理論と組み合わせ、ポジションサイズ計算ツールでリスクを2%以内に抑えつつトレードしましょう。
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